Rucie Rieの器

Lucie Rieの器

ルーシー・リーの展覧会最終日。器のカリッとしたエッジ。凛とした姿。台に吸いつくかのような華奢な高台。花器の広口はさながら花。釉薬の宇宙。シルエットを見ても、とても30〜60年近く前のものとは思えない。モダンで美しい形状。また、映像の中のルーシーが轆轤の土くれから器を形作る。力強い男っぽく的確で大胆な指先の動き。思わず「ほうっ」とも「ふうっ」ともつかぬ、ため息をつきながら見た展覧会。美しいものを見るのは、なんと刺激的なことか・・・ 展覧会を見たあと、テラスでコーヒーを飲んでいると米軍のヘリコプターだろうか。木の向こう側・・・目と鼻の先にランディング。タービンエンジンの排気の匂いがする。ローターの空気を圧縮し開放する大きな音。他のテラスの人も、ざわめく。しばらくしてエンジンの唸りが大きくなり飛び去っていった。自分の背後には、ルーシーの美しい器があり、前方には唸りを上げる軍用ヘリ。どちらも日常とはズレている。不思議な感覚だった。
関連記事もおすすめです。

各カテゴリーへのリンクです。

Facebook /  iPad /  iPhone /  MacBook /  Macintosh /  New product /  NHKカルチャー教室 /  PC周辺機器 /  WordPress /  インターネット /  お知らせ /  スイーツ&ブレッド /  ソフトウェア /  ちょっとした情報 /  テクノロジー /  ネットショップ /  バッグ /  ハンドメイド /  ふと思うこと /  京都のスイーツ&ブレッド /  制作物販売 /  和装 /  地震 /  散歩の拾い物 /  日常のこと /  未分類 /  環境 /  製作日誌 /  運用日誌 /  革のこと /  食のこと /