
チビの頃に近所のちいさな公園でブランコにのって遊んでいた。いまのこども達はしていたら叱られてしまうのかもしれないような、飛距離競争を夢中でしていた。こどもの身軽さも手伝って、結構な距離を飛んでいたように思う。
「ふわっ、トン」ではなくて「ふわ〜っ、どんっ」
得意だったのは、たちこぎで後ろ向きに飛んで半ひねり・・・単純にうしろとびとよんでいた。ジャンプする時に脚力も使えるので、今にして思えば有利な飛びかた。反面、着地の衝撃が大きくてひざ頭に顔面を打ちつけ痛い思いもした。
それでも、ただたのしかった。
そのころのっていたのが、赤いブランコで確か3台ほど並んでいたはずだが、お気に入りは左端。これにのれないと、がっかりなのだった。理由をつければ、ペンキの剥げた具合だとか、こいだ時の具合だとかあったのかもしれないが、その左端のブランコはみんなに人気。
過日、いい年をした私が見つけてのったのは、残念ながらみどりのブランコ・・・たちこぎをするにはあまりに小さく普通にこいでみる。ついつい調子にのって思いきりこぐと結構な高さまで上がってしまう。以外に速いスピードと子供用遊具の事故と重くなったじぶんの体重が頭をよぎる・・・
悲しいが、じぶんはもうこどもではないのだ。
あの頃の、単純さはいまのわたしには、すこしだけまぶしい。
それでも、ほおにあたる風はたのしかった。